音更大豆納豆産地について

大豆産地をたずねて ー北海道ー


春が早く訪れる有機栽培の畑。

有機大豆が北海道にある。そんな貴重な情報を耳にして、心が踊りました。有機農家・山本康男さんの農場は新千歳空港と札幌の間に位置する南幌市にあります。稲作も盛んなこの地域では珍しく畑作専門の農場です。

まだ刈り取る前の大豆が畑にあると伺い北海道の畑訪問したのは、厳しい冬を迎える直前でした。大豆は収穫を控え、畑で立ち枯れ状態。有機栽培であることを証明するように、大豆畑の畝間には緑の草が生えています。約20町歩の有機畑は、壮大な光景です。一朝一夕で出来る土壌ではない中で、どれほどの時間と汗が注がれたことか。

地球納豆倶楽部では山本さんの有機JAS認証の音更大袖振大豆を地球納豆倶楽部の「国産有機 音更納豆」の原料として使っています。音更大袖振大豆は、北海道の在来種(地大豆)で、この大豆を有機栽培で取り組んでいる方はほとんどいません。

山本さんは畑で収穫した大豆を自分で選別し袋詰めする施設も用意しています。これなら他で作られた豆が混ざることもなく、安心して出荷できます。有機JAS認証をとるには、栽培の仕方だけでなく、畑の管理方法や管理記録など事務的な作業負担も大きいのです。

北海道の視察中に聞きました。春を迎える季節に有機栽培の畑を見分けるのは簡単だそうです。微生物がたくさん活動してる元気な畑は地温が他より高く、いち早く雪解けして表土が現れるのです。活きた土壌から健康な大豆が育ちます。

※2020年現在は、山本農場の有機大豆が収穫できなかったため、北海道の別地域で契約栽培している【特別栽培基準】の大粒・音更大袖振大豆を使用しています。
※現在は、納豆は「国産 音更納豆]としてご案内しております。

右の写真は上から、
山本農場の山本さん(上)
収穫を待つ大豆(下)